こんにちは。
久々のブログ更新になります。
本日現場に出たいところでしたが、職人の人数が揃わなかったために本日は事務所勤務です('_')
さて、今回は瓦屋根の魅力について語りたいと思います。
最近の新築ではほとんど取り扱うことがなくなりました。わが社でも年間新築で瓦を施工するのは年に1回あるかないかくらいです(´;ω;`)
元々80年前に私のひいじいちゃんが堀江瓦工業を始めた頃瓦が主流だったころと比べるとやっぱり寂しいのは正直なところです。
時代の流れだったりで仕方はないんでしょうねーーーー
今は瓦は重い、崩れやすいというデメリットばかりがアップされていることが多いのも瓦人気停滞の一つかもしれません。
昨年は熊本城の破損で特瓦業界はダメージを受けました。
こんなニュースなんかよく見かけましたね。→https://mainichi.jp/graphs/20160417/hpj/00m/040/002000g/1
確かにこんなのを見てしまうとアンチされるのも仕方ないような気もしますが、我々瓦職人発言をさせてもらうと「しっかり施工して点検しろ」と叫びたいです!!!!
昔の瓦施工方法に比べて現代の瓦施工はかなり進化しています。さらには瓦施工に使う材料のかなり良くなっているので、震度7程度では現代の施工ではびくともしない自信有なんです!!
例1)下地材は30年前に比べて耐久性が全然違います。
例2)瓦を引っ掛ける瓦桟も30年前と現代では太さが違うため固定力が全然違います(下の写真参照してください。上が30年前の施工でしたが今の施工)
こんな感じで今の瓦施工はかなり進化していています。
皆様イメージしていただきたいのですが、割と新しい神社の屋根瓦が地震で破損しているのを見たことありますか?
しっかりと施工し、定期的に点検補修さえすれば瓦は一生ものと言えるくらい良いものなんです(^_-)-☆
まとめると瓦の魅力は3つ
1、長持ちする
漆喰剤だったり瓦そのもの以外の部分はどうしても劣化してしまいますが瓦そのものは一生ものです。
雨漏りが起きて葺き直しの際も再利用できます。
2、通気性抜群な上に漏らない
最近のコロニアルだったり横暖ルーフとは違って瓦は丸い凹凸施工です。(下写真参照)
平坦施工なコロニアル
平坦施工の横暖ルーフ
丸い凹凸施工の瓦
写真の通り上の2つは平坦施工なため下地材と屋根材が密接しています。
そのため夏場太陽の日差しで屋根が熱くなり家の中に熱が浸透ということになります。
一方瓦の場合下地材と瓦の間に隙間があるため通気がいいので熱を逃がしやすいメリットがあります。
また丸い凹凸に雨水が流れやすくなるため漏りません。
万が一隙間に雨水が侵入しても微々たる量である上に、今の防水シートなら完全に防げます。
3)高級感がある
これは自己満かもしれませんが、平坦な屋根材より高級感あると思いません?(笑)
現に値段も屋根材の中では高いのは事実です。
ですが見た目の良さ、品質は間違いありません!!
こんな感じで少し瓦の魅力は伝わりましたか?
重いから・・・とよく言われますが確かに重いです。
しかし、崩れない施工をすれば重かろうが何か問題でも?といった感じです(笑)
お客様の好み予算は様々でしょうが、ぜひ瓦の魅力もご理解いただけたらと思います。
今回も読んでいただきありがとうございました。