寒い日が続いてきました。
ちょっと前までは暑さがおさまり我々屋根屋にとっては最高な時期でしたが、それもつかの間これからは極寒シーズンです。
今回は瓦の乗った屋根をコロニアルに変える工事となります。
屋根の総重量が重く耐震対策にというお客様のご要望でした。
確かに熊本地震などの被害を見ると崩れている屋根は瓦が多いですね・・・
コロニアルのほうが断然軽いので耐震はばっちりです!
施工前の状態です。見た目は普通の瓦の屋根です。
パッと見では何の問題もありませんね。では作業開始していきます。
まずは棟瓦を解体してその後瓦本体をばんばん剝していきます。
やはり何度持っても瓦は重たいですね。
持ち運びは8枚持って歩くのが限界です。これ以上持つと腰が壊れそうなのでやめときました。笑
右側半分のかわらをすべて剝しました。
ここまでいくのに約半日です。
先ほど申した通り瓦が乗っている状態では何の問題もありませんでしたが、下の写真のように下地材に穴があったり、瓦の隙間から雨が入って漏った形跡がちらほら見られました。
あらたなる下地材を付けていきます。定番のベニヤ板です。
皆様新築の建設現場でよく見られているのと同じ材料の板です。
この上に防水シートのルーフィングを貼っていきます。
今の防水シートはびっくりするほど良くなっています。
昔は耐水の薄い紙でしたが、今は耐水はもちろんゴムも入っているのでなおさら安心です。
これにて一日終了。
大きい家なので一日で全部とはいきません。
この作業を反対側の面でも行っていきます。
反対側も終わり屋根材を上げてコロニアルの施工に入りました。
ここからは同じことの繰り返しなので要領よくガンガン葺いていきます。
もはやこれは屋根葺きのスポーツです。勾配がある中なので結構下半身鍛えられますよ!
両面のコロニアル施工が終わりました。
下地材を打ち、棟鈑金が付いて完成です。
実はこれは大屋根でまだ下屋が残っています・・・・笑
細かい箇所が多くなるのでこれから10日程かけて下屋も同じことをやっていきます!!