本日は屋根の葺き替えです。
現状雨漏りがあるというわけではないのですが、屋根の劣化がひどく葺き替え依頼を受けました。
とりあえず施工前の状況から見ていきましょう!!

施工前の状態です。
元々は茶色の屋根なのですが、劣化により白くなってしまっているのが分かりますね。
この屋根の下に瓦棒の施工がしてありますので実質屋根が2重になっているので漏るという事はありません。
ただ、見ての通り劣化が。。。。とのことです。
屋根材がかなり剥がれて風が吹くたびに細かいゴミが散ってしまっています。
これから施工していきます。

まずは解体していきます。
屋根材の劣化により屋根に乗っただけでぼろぼろ壊れてしまいます・・・・

解体終了です。
この下にも瓦棒施工がされているので防水の意味も込めて、あえて剝さずこの上に施工をしていきます。

コンパネという12ミリのベニヤ板の下地材を貼り付けます。
これで新築と同じ状態になりました。

その上にルーフィングという防水シートを貼っていきます。
既存の瓦棒施工の上に既存の防水紙に最新の防水シートが貼ってある状態です。
これで屋根から漏ることは絶対にありません。

新しい屋根材を施工する前に役物を打っていきます。
役物とは屋根周りにつける鈑金材のことです。雨漏り防止だったり、木面が見えないようにするためです。

屋根材を施工していきます。
今回は横暖ルーフという屋根材です。
表面は鉄板でできているため持ちは良い方です。ただ、鉄板のため冬は冷たく夏は焼肉できるほど熱くなります。
それを抑えるために屋根材の中に断熱材を入れているのが特徴です。
鉄板のみの屋根材(例えるならばヒランビーとかガルバリウム)よりは寒さ暑さの影響を受けにくくなっています。

横暖ルーフの施工が終わりました。
見た目的にはゴールが近づいてきました。

続いて棟鈑金の施工です。
始めに木材で下地を打ち、そのあとに棟鈑金を被せます。

以上で完成となります。
施工前とは天と地の違いですね。
10年保証もばっちりです!!
今新築物件で多く使われているコロニアルに比べて価格は少し高いですが、断熱入りで耐久度もあることを考えるとコスパは良いと思います。
寒がり暑がりの方には一つおすすめな屋根材です。