BEFORE
AFTER

 

ご無沙汰しています。
久々の更新です。一気に夏の陽気が決ました。
我々にとっては闘いの日々が始まりますが今年も何とか乗り切っていきます!!

 

本日は瓦の葺き替えです。
瓦は再利用で下地材を新しくして、さらに防水シートを貼って再び瓦を施工していきます。

 

こちらが施工前の状態です。
見た目きれいですが、下地材が実は劣化してしまっているんです。
あとは一部棟瓦の白い漆喰部分が劣化しています。
致命傷というほどではないですが、劣化が進む前にという事で早速作業開始です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは瓦の解体です。
ひたすら剝して、棟瓦も解体していきます。
勾配がきついので少し時間がかかります。
同じ解体でも勾配によって価格も変動することもあります。

 

 

瓦を一度下し、瓦桟も撤去して平らな状態になるまで進めます。
ここまでで解体終了です。
ほとんど劣化部分はありませんでしたが、一部漏っている部分はありました。

 

新たに下地材を打っていきます。
下地材はベニヤ板です。今はこのパターンが一般的です。

 

 

次に防水シートを貼っていきます。
これにて雨が降っても大丈夫です。コロニアルだったり鉄板屋根はここから施工ですが、瓦施工はまだまだやすことがあります。

 

 

縦にはめじり紐、横には瓦桟を打っていきます。
瓦は基本的に角の部分にはくぎを打って固定しますが、それ以外は瓦桟にひっかけて固定はしないのでこの瓦桟をしっかり打つことが見た目きれいにするポイントになってきます。急勾配の場合はもちろんくぎ打ちです。

 

 

再び瓦を並べていきます。

 

 

 

瓦が葺き終わったら次に棟瓦を施工していきます。
だんだんとゴールが見えてきました。

棟瓦を針金で結束していきます。

以上にて完成です。
完成後に雨が降ってきました。ぎりぎりセーフ!!
見た目では全く変わっていません(笑)
下地、防水、棟の固定力アップ、この3点が一気に変わりました。
瓦を再利用できるのは瓦のメリットです。最近のはかなり丈夫なので50年は持つと思います。
ただ、再利用の場合手間がかなりかかってしまうので価格帯的には高めです。
屋根材のこだわりがない場合はコロニアル等に葺き替えた方が値段的には安くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公開時期 2017年5月
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